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    • 2013.11.27 Wednesday
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    一定期間更新がないため広告を表示しています


    たまには自分の将棋でも語らせてください。

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      最近、更新頻度が少ない気もしますが、特に更新が少ないからと言って誰も困ることはないような気もしますので、気にせずマイペースに進めていきたいと思います。

      というかですね、言い訳させていただくと最近忙しいんですよ、これが。
      この前も学校終わった後に友人と1時間強食事しながら話をし、その後家に帰ったらもう日が変わってたとかいう状況でしたからね。

      「食事しなければ更新する時間作れたじゃねぇか」とかいう厳しい追及の声も予想されますが、シャラップです。


      ……そんなことより、早く閉まれ君に日記を更新してもらいたいところなので、宜しければ皆さん、彼に温かい励ましのお便りをお願いします。

      熱い声援でなく、罵声を浴びせるのも可です。


      さて、そんなわけで今日の日記を書いていきましょう。
      今日の日記のネタは、タイトル通り珍しくガッツりとした将棋のお話をしていこうかと思います。


      とりあえずですね、将棋に興味のない方は、別にスルーなさったり、右上の×ボタンを押されたり、左上の戻るボタン押されるなり、色々なさって結構です。

      将棋に興味ある人でも僕の日記を読んで何かこみ上げるものとかもないので、熱心に読むことはないと思います。
      今回の内容は「先週のkobaの将棋」という話ですので、まぁ興味をもたれる方の方が圧倒的少数だと思うのですが、それでも他に書くようなネタがないので書いていきますね。


      ……えーと、まず軽く先に。
      僕自身の将棋に関してのエピソードを紹介したいところです。

      僕は高校一年生の頃、季明君の家で将棋を指したことがきっかけで将棋を覚えました。
      高校の当時の記憶では、基本的な駒組もわからず、玉を戦火の中にさらしながら飛車と角という大砲を飛ばす、ということしかしていませんでした。

      高校2年あたりで、「これじゃ能がないし、手詰まりになりやすいなー」と思い、自分でサイトを見ながら戦型などを覚えていき、攻めに銀とかも活用していくことを徐々に覚えてきました。
       

      そうして少しづつ将棋について色々なことを知りながら大学生になった僕ですが、ここで一つの転機が訪れます。

      とある偶然により、奇跡的に僕は大学1年の春に、地元に将棋を指す同じぐらいの実力の友人がいることを知り、春休みによく会って対局をしていました。

      僕はそこでひたすら飛車や角、銀、桂を暴れさせる「早石田流三間飛車」という戦法(※すごく雑に説明すると、「正しく守らないとあっという間に攻めつぶしますよ」って戦法です)ばかり指していて、初心者ならではの攻撃的な棋風から、王道の将棋を志向する定跡党の友人には随分渋い顔をさせてきました。

      大学3年生になった今でも、その友人、僕が勧誘して将棋を指すようになった友人との3人で、休日に将棋を指しています。
      本来「青春時代」と言われるような時期の大学生が揃いもそろって、休日に頭を抱えている謎現象がたびたび起こっている次第です。

      さて、経歴はこれぐらいに収めるとして、本題に入りますか。

      先週の土曜日も、例によって僕達は将棋を指していましたが、ある友人と戦った一局が個人的に印象深かったので、下手なりにも紹介したいなと思います。




      さて、図の解説を少ししていきましょう。

      この対局は相居飛車(両者、自分から見て、飛車を盤の右側に置いた状態で展開させていく将棋のこと)の将棋で、僕は2筋と4筋を争点に、友人は9筋を争点にした将棋を展開していきました。(※筋とは数字が割り振られてる縦のラインのことです。↑の図ですと僕の玉は7筋、僕の飛車は1筋ということになり、一方で友人の玉は2筋、友人の飛車は4筋ということになります。)

      僕の作戦ミスを上手くついて端攻めを成功させ、そこから中央付近にいる僕の王に両サイドから挟撃を展開させていく友人。

      一方で、僕は右上に固められた友人の王を詰ませるためになんとかプレッシャーをかけようと、駒を運ばせていきます。


      戦況は終盤までいくとさらに激しく過熱していき、挟撃によって攻撃の主導権を握った友人が、「ずっと俺のターン」と言わんばかりに厳しい王手をかけ続け、対する僕は王を守っていた金などを剥ぎ取られつつも必死で逃げ回ります。

      僕の王はなんとか2手空き(あと2手、手を加えないと詰ませられない状況のこと)のギリギリのところまで粘ります。

      あまり深追いすると入玉されて詰まなくなる可能性もあることですし、また自陣に特に即詰みになるような手がないと判断した友人は、金で僕の攻め駒を払い自陣の整備を開始。

      ようやく、ここで長い王手が終わりました。


      ――さて、ついに来た反撃の手番。
      ここで反撃の狼煙を上げないことにはこの将棋、勝ち目がありません。

      そこで、一方的に攻められ続けた鬱憤もあって、僕は持ち駒の角を打ち、「詰めろ」(「次の手でこれ放置したらあなたは詰みますよ」という手)をかけて反撃に出ますが、対して友人は持ち駒の金を打って詰みを防ぎます。


      ……えぇ、ここまで解説長かったですが、要するにそこまでの一連の流れが上の図でした。
      つまり、僕の角打ちに対して金を打って守ったという盤面があれです。

      ちなみに解説は不要だと思いますが、この角打ちに対して3一に金を打たずに、「放置して、飛車成りで香車取っちゃえ!」とする手は3二飛車成り、ないしは3二角成りで詰みという簡単な1手詰めです。

      もちろん飛車成りで香車を取る手というのは、僕が手数をかけてのんびり攻めていれば有効ですし、また飛車成りによりほぼ受けなしで次に詰ますことが出来るんで通常時は良い手です。

      But、今みたいに一瞬で詰まされる角打ちなどの手に対してそれをすると当然、悪手となります。
      なにせ、2手かけないと詰ませられない状況なのですからね、1手で詰ます相手には勝てません。


      で、話を局面に戻して。

      金で守りつつも、その打った金は角取りにあたっています。
      その後、何事もなかったかのように角を金で払われれば、これは角を打った意味がなくなるわけで、手としては愚か以外の何物でもないという判定です。

       「じゃあ、この角もう助からないなら、もうそのまま3二の金を取って王手継続させるしかないじゃん…」と思うのですが、角切って飛車切って……と綺麗に清算した順を考えてみると、王は3三から4四に逃げていく順番があるため、どうも捕まらず。

      角を手放して、4四にいる玉を攻めるのはどうも容易じゃなさそうだし、なによりそもそも相手に角が渡るのは危ない。

      しかし、かといってこのまま局面を放置すると5八から飛車を成られるか、角を金で払われるかではっきり負け。
      本当は4四歩打ちから嫌みを付けたいところではあるが、その手では5八飛車成りで完全に相手の方が速度勝ちになってしまう。

      そもそも序盤からの作戦ミスで劣勢の状態。
      観戦しているもう一人の友人も「これはもう無理でしょ」と言い、素直に諦めようかと思っていたkoba。

      ――しかし、突然。
      今までの読み筋にまったく浮かんでこなかったある奇手が思い浮かびました。
      そして持ち駒を確認。銀2枚、角一枚……。

      数分の間にいくつもの思考が流れて、いくつもの攻め筋を思い付いたが、それはやがて全部相手の勝ちへと変わってしまう。
      しかし、諦めかけたところに突然もたらされた予想外の一手。この一手に僕は全てを賭けました。





      その手は「▲4四角打」。
      4一の角を助けずに持ち駒である角を突然、置いた一手。

      対戦相手の友人も「えっ」と声をもらし、急いで変化を読み始めます。
      おそらく、僕が考えている間に友人も先ほどの局面から、▲3二角成⇒△同金、あるいは▲3二飛車成⇒△同金と、清算する順番の変化を考えていたところだと思いますが、僕の私見ではその変化では4三の金が上手く効いていて、ギリギリ友人の玉は助かっていると思いました。(とか言って、もしかしたら、僕の読みが浅くて実は詰んでるかもしれませんが…;)


      ……さて、この▲4四角打。
      この手の後には変化がいろいろあります。

      具体的にいえば、
      ・この打った角は王手ではないため、放置して△5八飛車成とする手。
      ・この角に対して、素直に△同金とする手。
      ・この打った角ではなく、4一の角を払い、△4一金とする手。
      ・打たれた▲4四角を警戒して、3三の地点に持ち駒の金を打つ△3三金打の手。
      ・単に4三の地点にある金をスライドさせて、駒を温存させて防ごうとする△3三金寄
      ・逃走経路の確保のために、玉の懐を広げる△2五歩
      ・同じく、玉の懐を広げる△3五歩

      ……などがありますが、いずれも無効で全部詰みです。

      本譜では潔く△同金と取り、以下、▲3二角成⇒△同金⇒▲同飛成⇒△同玉⇒▲4二金打⇒△3三玉⇒▲3二金打⇒△2三玉⇒▲1二銀打までで9手詰みとなり、勝つことが出来ました。


      この詰めのミソは普通に3二の地点から駒を清算していく順番と、端の1筋を詰めたことによって生じた▲1四銀打の強襲から詰ます順番の両方があることです。

      ▲1四銀打の詰ませ方だと、3三から4三の逃走経路が気になり、うまく詰ませられません。
      しかし、4四角という縛りを入れることによって、この角を放置しても金で取っても、玉の逃走経路の4四の地点が消され、▲1四銀打のただ捨てで一気に終局までなだれ込むのです。

      結果、この一手でうまく勝ちに持ち込めたので、「4四角」は珍しく僕の中でも自慢の一手となりました。


      ……と、長々と自分の一手の自慢をしてきましたが、やはり対局後、将棋の深さを感じました。

      友人も「行けると思ったのに、まさかあそこから詰むとは思わんかった…」と言っており、場の空気が僕含めて「大勢は決した」と思っていたわけですから、本当に将棋の神様はいたずら好きで気まぐれです。


      自分自身は高段者でも何でもないただの低級者ですが、将棋を続けてきて良かったと感じるのは、自分にとっての会心の一手を出して見事勝ちを上げた時だと思っています。

      まぁ、というわけなんで。
      普段脚光を浴びることもない僕が珍しく輝いた場面ですので、たまには自慢させてください、はい。

      というわけで、今日の日記は完全に僕の自己満足な将棋一色の日記で終わります!



      どうしよう、これでまた一般の訪問者が減りそうだね!

       

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        • 2013.11.27 Wednesday
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        コメント
        将棋好きの兄ちゃんが見にきてくれるんじゃない?(適当)

        • ボッスン
        • 2013/10/23 1:04 PM
        >ボッスン君
        いくら将棋好きでもこんなブログにまでは来ないんだよなぁ……。

        現在、そこまで書く日記のネタは多くないし、まず文章が長くなりすぎになっちゃう。
        ライダー助けて!
        • koba
        • 2013/11/09 11:45 PM
        コメントする









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